人の身体は、左側に寄ってる?
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この記事を書いている人 - WRITER -
柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。
体重計を2つ用意し、右足と左足1つずついっぺんに乗ってみます。
どちらの方が重く表示されるでしょうか?
同じくらい?
もしくは人によって違う?
このように思うかもしれません。
実は9割型の人が、左が重く表示されるそうです。
びっくりしませんか?
これは胸郭が左側に偏位しているからとの事。
胸郭とは、背中の骨や肋骨を含めた、胸周りの骨格のこと。
猫背などいわゆる姿勢と大きく関連している部分です。
偏位とはスライドしていること。
つまり多くの方が、左側に姿勢がスライドして、寄っているとの事。
胸郭の運動システムについて、理学療法士の柿崎先生がこのようにお話をして下さいました。
今までの経験上、確かに左側偏位の方が多いとは感じていました。でも右側偏位の方もおられました。
そのため、日常の動きなどで、「生活する上で偏位する方向の動きが多いからなのだろう」と思っていました。
しかし、柿崎先生いわく、利き手の問題や内臓の場所の違い(心臓が左側にあり、肝臓が右側にあるなど)は関係ないとのこと。
おそらく脳で、そのようにシステム化されているのではないかと言われていました。
つまり、左側偏位でなく、右側偏位になってしまっている方は、その時点で異常事態ということになるそうです。
この話をお聞きして、改めて今までの患者さんの歩行動画を確認。
すると、経過の良好な方と時間がかかってしまっていた方の違いに、この身体との偏位との関係がありました。
つまり右側偏位で歩かれていた方の場合、痛みが楽になるまでの時間が多くかかっていました。
これはすごい。
正ひろ整骨院での、評価の際に大きな目安が1つ加わりました。
もちろん左側変位が行き過ぎて、それによる身体への悪影響もあります。
そのため理想はやはり、身体に偏位のない状態であるとのこと。
ですので施術の方法は、今までと大きくは変わりません。
しかし、もし右側偏位の方の場合でしたら、施術経過のステップを、少し段階を踏む必要があるのかなと今は感じています。
左側に偏位しているのか、右側に偏位しているのかは体重計で確認する以外には、歩くときの癖などでもわかります。
通常、左側に偏位していたら、右足で地面を蹴る度合いが多くなります。
もし、身体の治りが遅いなぁと思い、蹴る足が左足の場合だと、要注意かもしれません。
気になる方はいつでもご連絡ください。
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柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。