頭と首の間にある小さな筋肉
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この記事を書いている人 - WRITER -
柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。
筋肉の中には、筋紡錘(きんぼうすい)というものがあります。
あまり馴染みのない言葉ですよね?
筋紡錘とは、「筋肉がどのくらい伸びているのか」という状況を脳に知らせる役割をします。
一言でいうとセンサーのようなもの。
このセンサーのおかげで、私たちは自分の身体の状況を無意識に知ることができます。
そのため、姿勢維持にもつながります。
この筋紡錘、どの筋肉でも一定量あるというわけではありません。場所により、量が違います。
センサー力が必要な筋肉の場所には、筋紡錘が多くあります。
では、1番筋紡錘が多い場所はどの筋肉だと思いますか?
1番は目の筋肉。
確かに日常でよく使ってますよね。
続いて舌。
舌もセンサー力が豊富な筋肉です。
そして次が、意外かもしれませんが、頭と首につながる筋肉。後頭下筋群という筋肉の集まりです。
後頭下筋群は、頭を動かすというような強い力はありません。その分、「背骨に対して頭がどんなふうに動いているのか」という情報を、常に脳に伝えています。
なぜこの部分に、それほどまでのセンサー力が必要なのでしょうか?
頭の位置というのはとても大事です。
どんな動きをするにしても、頭の位置の影響を受けます。
さらに、物を見るという行為をスムーズにするためにも、この後頭下筋群は働きます。
身体が多少傾いていても、この部分のセンサーが働き、頭の位置を調整します。
そして物を見やすい位置に、頭を戻します。
このように、頭の後ろと首の間にある小さな筋肉は、センサー能力がとても必要。
ただ、普段私たちはこの筋肉群をすごく緊張させてしまっています。
パソコンなどで目を酷使していたり、同じ姿勢で固まっていたり。
必要以上に筋肉が緊張しすぎると、センサー力も低下していきます。
センサー力を生かすためにも後頭部から首の間の筋肉は、適度に軽く揺らして、リラックスさせておきたいですね。
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柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。