歩く姿でなにがわかるの?
○長く歩くとしんどい
○長時間立っていると、腰や足がだるくなる
このように感じる時はないですか?
この時、たとえ歩いているときに腰や膝が痛くなくとも、歩き方には、かなりくせが出ています。
自分では気づきにくいですが、他の人の歩く姿を見てみると、なんとなくわかりますよね?
「あーこの人は膝が辛そうだなぁ」とか。
正ひろ整骨院では、身体の状態を聞かせてもらった後、ほとんどのケ-スで歩く姿を見させてもらいます。
例えば肩の痛みの訴えであっても、歩いてもらうことが多いです。
歩くことによって、その人の身体のくせがわかります。
では、どこを診ていったら良いのでしょうか?
まず身体全体の動きを見ます。そして、そこから痛みの場所、肩の場合だと肩との関係を見ていきます。
歩く動作は片足立ちの連続ですが、片足立ちになったときのバランス。前後のバランス、左右のバランス。
このバランスに差があると、結果的に重心の位置が「前」よりだったり、「後ろ」よりだったり。身体が左右に必要以上に揺れたりします。
その状態が繰り返されるとどうなるでしょう?
身体が倒れそうになるのを引き起こすのに、逆側の筋肉は必要以上に頑張らないといけません。
その必要以上の頑張りが、肩の動きを邪魔してしまうことがあります。
邪魔された状態で肩を動かしてしまうと、結果的に肩を傷めてしまいます。
これはよくあるケースの1つですが、このように身体全体のつながりを見るのはとても大事。
そしてそのつながりを診るためにも、歩く姿を見るのは重要です。
今回は歩く姿で、どういうところがわかるかということを大まかにお伝えしました。
少し、話はずれますが、冒頭の文章。
長時間歩くとしんどい。
立ちっぱなしで、腰や足が辛い。
こういう時はどうしたら良いでしょうか?
いろいろとトレ-ニングしていくポイントはありますが、ひとつに「足裏にきちんと体重が乗るか」というのが大事になります。
私が毎朝行っている体操の2つをご紹介します。
1つ目が1番上の写真。
もう一つが下の写真。
両方とも「体が硬くても簡単にできる!究極のシンプル・ヨーガ」成瀬雅春さんの本から取り入れたポーズです。
本の説明分とは違いますが、私自身の体感的には、1つ目のポーズで前後の重心バランス。
2つ目のポーズで左右の重心バランスが鍛えられます。
これらのポーズを、その他の体操の中に組み入れることによって、おかげで長時間歩くのや、電車で不安定な場所でも、立っているのがしんどくならなくなりました。
よかったら体操の1つに取り入れてみてください。
ps成瀬さんのこの本。
身体が硬い人にも、段階を踏んで教えてくれています。硬くてヨガを諦めたという人には、特におすすめです。