地面を「ける側の足」と「ふんばる側の足」?
足には地面を蹴るのが得意な足と、踏ん張るのが得意な足があるのをご存知ですか?
多くの方に利き手があるように、足にも特徴があります。地面を蹴るのが得意な方。または逆に、蹴った後に着地して、踏ん張るのが得意な方があります。
ただ、この差が大きすぎると、身体を痛める原因の一つになってしまいます。
「蹴る側の足のふくらはぎがよくつるなぁ」とか、「踏ん張る側の膝が痛くなりやすいなぁ」とか。
そして、この状態を続けているともっと痛くなり、今度は痛みのために、「かばう動き」も加わってくるケ-スがあります。
スポーツの場では、この足の癖の差が大きいと、オスグッドやアキレス腱炎、肉離れなどの原因にもなります。
この地面を蹴る方の足、踏ん張る方の足の違いは、「足の形の状態」、「骨盤の傾きの状態」、「股関節の癖の状態」など、様々な状態が重なって結果的に起きてしまっています。
そのため自分で修正していくのは、かなり難しい。
しかし癖は、日常生活に沿わせてきた結果なので、ある意味自分の生活にあった身体になっているともいえます。
ただ、動作は幅が広いほうがお得。なので、「ける側」、「ふんばる側」、どちらの動きでもできるようにしていきたいですよね。
もし自分自身で修正していくのであれば、エコスキュ体操の本の「足の運び方、体重のかけ方を改善するE-サイズ」の項目がおすすめです。
1番上の写真は、いくつかあるポーズの1つです。
実際にこのポーズをとってみると感じると思うのですが、股関節がすごく修正されるのが分かります。
痛みが出てしまっている場合には、もちろん適切な施術が必要ですが、まだ痛みがなく、予防の段階。もしくはスポーツ能力向上を目指すのであれば、このような体操方法もおすすめします。