痛みとはなにか?あなたの思い描いている痛みのイメージが変わるかもしれません。
両手両足が痛みとしびれで寝れない状態に
痛くてやりたいことができない。
どうしたら痛みがなくなるのだろう?
痛みに悩まされている時というのは本当に辛いですよね。
私も痛くて辛かった時期がありました。
今から約3年前。
両手両足が、痛みとしびれで夜も痛み止めなしには寝むれない状態に。
治療の世界に入って約17年間。
自分の身体の痛みはほぼ自分で治していました。
でもその時はだめでした。
本当に辛くて辛くて。
もしかしたら一生このままなのかもと不安に。
そんなときに治療仲間や先生に治療をしてもらい、改善。
痛みやしびれが「すーっ」と引いていく感じに、不安だった気持ちも解放されていくのがわかりました。
おかげさまで今は健康そのものです。
痛みとは何か?
今日は痛みについてお話していきます。
しかし、実際に痛みに悩まれている最中の方には理屈を聞いても、今はそれどころじゃないと思うかもしれません。
でも、もしかしたら今自分が抱えている痛みも楽になるかもしれない。希望が出てきた。そう思って頂けるかもしれません。
ぜひご覧ください。
痛みとはなにか?
痛みとは「身体のすべての器官から得た情報を、脳で統合した結果、身体が危険と判断した時に生み出される症状」。
少しややこしいので、わかりやく言えば、
「これ以上の負担は身体にとって危ない!」と脳が判断した結果出している症状。
私は今はこのように解釈しています。
痛みに関しては、世界的にも今もなお研究中であり、わからない部分もたくさんあります。
しかし、年々脳の解明とともに、多くのことがわかってきています。
脳を中心としたネットワークの異常
その一つに慢性的な痛みに悩まされている方の場合、傷めている組織そのものよりも、痛みのシステムを作り出している「脳を中心としたネットワーク」の異常と言われています。
そしてこのネットワークが異常になると2つの点で問題となると言われています。
1つは、通常なら感じなくても済む範囲の痛みを、過剰に感じる。
もう1つは、まるで痛みの出ている箇所の存在を忘れようとしているかのように、その空間自体の認識が鈍感になる。
つまり、先ほどの痛みの定義の話でいけば、「身体が危ない!」と必要以上に警戒してしまっている状態。もう一つは、その部分の認識ができないという事は、身体の機能をうまく使えない状態。
このように通常では起きない身体の状態になります。
脳のネットワークを回復させるためには?
このような身体の変化に対して、痛みを抱えている私たちはどう付き合っていったらよいのでしょうか?
病院では、薬が主流です。
しかし、それは根本的な解決にはならないというのは、みなさまもうすうす気づいていると思います。
では、どのようにしたら良いのでしょうか?
最先端のリハビリの分野では、鏡を使って、痛くない方の身体を使い、あたかも痛いほうの身体がスムーズに動いているように脳に錯覚させるという事をしているそうです。
つまり脳のネットワークが異常になっているのならその部分の正常化をはかろうということ。
この時のキーワードは、感覚的に痛みに対して過敏になっているので、あくまでも刺激量には気をつける。
そして、その箇所の存在が鈍感になっているのなら、鈍感になっている部分を意識して注目する。
刺激に気を付けて、でもそこを意識させる。
このようなことを繰り返して、脳に定着させ、ネットワークを回復させます。
ASC他動的運動療法の可能性
まさに、このキーワードを手技療法に落とし込んでいるのが「ASC他動的運動療法」です。
「ASC他動的運動療法」とは、正ひろ整骨院で提供している施術方法の1つ。
下間雅晃先生を中心とした「動作学研究会」で作られた手技療法です。
先ほどのリハビリの話は、ロリマー・ローズリー教授という痛みの研究の第一人者の方の話。
痛みに関しての最前線の内容を、早くから手技療法として落とし込んで下さっていた下間雅晃先生に改めてすごいと驚かされます。
強く押さなくとも痛みは消える
痛みについて説明する上で、脳の話は切り離せません。
しかし、初めてこのようなことを聞く方や、耳にしたことがあっても、「手技療法でどうにか出来るものでもない」と、「痛みを抱えている自分と結びつかない」と思う方もおられるかもしれません。
その気持ちすごくわかります。
首や肩や腰が痛い時、その部分をぎゅっと強く押したくなると思います。
来られる患者さんたちも同じように言われます。
でも、ソフトな刺激なのに痛みが取れていく経験を何度かしていく度に、少しずつ納得して下さっています。
「痛い時、ただ強く押したら良いってもんじゃないんだなぁ」とわかって下さいます。
薬や手術以外の方法
今の世の中、治療方法や施術方法はさまざま。
テレビの情報は病院側の意見がどうしても大きくなります。
しかし、薬で痛みを抑え、抑えが効かなくなった状態の先に手術で対応する。
このような流れ以外にも、身体を治していく方法はあります。
私もそうだったように、手技療法で助かる人たちはたくさんおられると思います。
今まで受けたことのない施術方法かもしれません。
しかし、だからこそ受けてみる価値はあると思います。
もし、痛みで我慢されているかたは、ぜひ一度ご連絡ください。
共に痛みから解放された喜びを味わいましょう。