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「ヘルニアは治る!」これって本当?

 
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柔道整復師。 「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。 しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。 さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。 3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。 一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。 今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。

ヘルニアって本当に治るの!?

「ヘルニアは治る!」

このような言葉には聞き飽きたでしょうか?

腰が痛い。足がしびれる。

もしあなたが長い期間痛みに悩まされていたとしたら、いろんなサイトを検索されてきたと思います。

そして「ヘルニアは治る」というような言葉には、何度も出会ってきたと思います。

 

では本当にこの言葉通り、腰のヘルニアは治るのでしょうか?

 

結論から言えば、「治ります」。

ただ、「この治療を受けたら1回で治る!」とかの表現に出会うと「ちょっと言いすぎかな?」と感じたりもしますが(苦笑い)。

しかし、痛みやしびれなど症状だけでいえば、もちろん一回の施術で変化する場合はあります。

でも、ヘルニアという状態が元に戻るには、もう少し期間が必要です。

ヘルニアが治る仕組み

ではヘルニアとは、そもそもどのような状態なのでしょうか?

ヘルニアというのは、髄核が椎間板から飛び出してしまった状態です。

そのため、周囲を通っている神経に刺激が入ってしまうため、腰~足に痛みやしびれなどの症状を出してしまいます。

 

では、ヘルニアのように飛び出てしまった部分が、どのようにしたら治るのでしょうか?

「出てしまっているのが本当に戻るの?」

不思議に思うかもしれません。

でも人間の身体は本当によく出来ています。

細胞レベルで見ると、身体は日々作り変えられています。

ヘルニアも白血球の1つ、貪食細胞(どんしょくさいぼう)の働きで吸収されていきます。

つまり腰のヘルニアも約3ヵ月間で細胞が作り変えられ、治っていくと言われています。(標準整形外科より)

 

ヘルニアと痛みは必ずしも一致しない

でも、3ヵ月も待てない!

今、どうにかして欲しい!

辛い時はきっとそう思いますよね。

 

ここで、もう一つ不思議に思うかもしれませんが、痛みの感覚は必ずしもヘルニアの状況と一致しません。

どういうことかというと、MRI画像でたとえヘルニアが出ていたとしても、痛みやしびれという症状が出ない方もおられます。

逆にヘルニアが出ていないのに、痛みやしびれがきつくて辛いという方もおられます。

 

つまり、「ヘルニアが出ているという組織的な状態」と「本人が感じる痛み」は必ずしも一致しないということ。

 

この部分がなぜ大事かというと、最初の話に戻りますが、1回の施術で「ヘルニアを治す」ことはできなくとも、1回の施術で「ヘルニアの症状を楽にできる」可能性があるということです。

痛みは身体を守るための防御反応

なぜこのように「ヘルニアの状態」と「感じる痛みやしびれ」が一致しないのでしょうか?

これは、痛みが作られる仕組みに理由があります。

痛みとは「脳を中心とした身体中の感覚器官のネットワークで作られています」。

そして痛みとは「身体を守るための表現方法です」。

脳は、身体の様々な部分の状態を、無意識に常に監視しています。

そして、すべての情報を総合的に組み合わせて、身体にとって「危険」と判断したら脳は「痛み」を出します。

つまり、「痛み」を出すことにより動けなくして、身体を守っているのです。

ヘルニアであっても痛みやしびれを楽にしていくことは可能

この考えからすると、ヘルニアという状態も脳に伝わる情報源の1つです。

もちろん、ヘルニアは身体にとって危険となりうる大きな状況ですが、それ以外にもヘルニアのような状態になっていると、様々な身体の変化があります。

例えば、周囲の筋肉の緊張、関節の固さ、神経のすべりの悪さ、場合によったら炎症反応も出ています。

つまり、これらの状態を総合的に脳は判断して、痛みを出すかどうかを無意識に決めています。

このような身体の仕組みからすると、たとえ、ヘルニアが出ていても、その他の部分の調整をすることにより痛みは軽減していくのです。

なんとなくイメージがわきますでしょうか?

 

正ひろ整骨院では、ヘルニアの治療には特に「動作」に関わる部分を重視します。

具体的には、筋肉や関節や神経の調整をしていきます。

このあたりは次回にまたお伝えしていきますね。

 

今回のまとめ

  • ヘルニアは組織的には約3ヵ月間で治る。
  • 「ヘルニア(髄核が飛び出ている状態)」と「痛み」は必ずしも一致しない。
  • 痛みとは、脳が身体の状況を総合的に判断し、危険と判断したときに出る防御反応。
  • たとえヘルニアであっても、その他の要素(筋肉や神経など)を調整することにより、短期的に痛みを楽にすることが可能。
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柔道整復師。 「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。 しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。 さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。 3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。 一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。 今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。

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