股関節を広げるには、〇〇を利用しよう!
股関節を大きく開ける。
一時期、「ベターッと開脚」という本が話題になりました。
体が柔らかい人のお手本とも言えるような、体勢。すごく憧れますよね。
もちろん股関節の骨の形状や、身体の状態などで「できる、できない」に個人差はあります。
でも、身体に痛みがない人の場合、ある程度、股関節が柔らかいほうが得です。
この、「股関節を広げて、ベターッと頭を床につける」という体勢。
多くの人が、一度は挑戦してみたのではないでしょうか?
しかしなかなか難しいですよね(苦笑)。
この時おすすめしているのが、足裏の柔軟。
足裏の皮膚を、雑巾絞りのようにスライドさせて皮膚を柔らかくします。特にかかと付近。
こうすると不思議かもしれませんが、股関節が柔らかくなります。
実はストレッチも、最初の2、3日は良いのですが、だんだんと逆に痛くなるケースがあります。
ストレッチとは、関節の可動範囲を広げるために、筋肉をいつも以上に伸ばすこと。その時にどうしても、「筋肉へのダメージ」となりやすくなります。
そのため、最初の2 、3日は問題なくとも、だんだんと積み重ねで痛くなる人もおられます。
そうなるとせっかく柔軟性を上げようと頑張ってきたのに、逆にまた硬くなります。
若い人や健康な人は、その痛みを乗り越えて、また次のステップに行くこともできるでしょう。
しかし痛みが出やすい方や、ある程度年齢を重ねた方の場合だと、そこまで負担を続けるのは私はあまりおススメしません。
その時に利用するのが足への刺激。
最近は筋膜と言う言葉も耳にされていると思うので、離れた場所の刺激が、他の関節に影響を与えるというのも、イメージがつきやすいかもしれません。
そして筋膜と同様、皮膚も身体全体に影響を及ぼします。
そのため足裏の皮膚に方向性を、つけてあげることによって、股関節の開きが良くなります。
刺激の方向性は、なかなか一般の人には難しいと思います。
そこで、「足を全体に柔らかくしてあげよう」というイメージで、両手で軽くこねてあげるだけでも大丈夫です。
このときのコツは、かかと付近を雑巾絞りのように、皮をスライドさせる。
股関節のストレッチをする際、最初に足裏をスライドさせて、柔らかくしてから、股関節のストレッチをすると良いと思います。
ただ、理想のストレッチは、あまり攻めすぎないこと。
「筋肉が突っ張る手前で止める。そしてその状態で約30秒ぐらいゆっくりと力を抜く」。
そのようにすると、効果もあり、リスクも少ないですよ。