腰痛と座る姿勢
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柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。
最近は健康のために、椅子に座らずに作業するという会社も増えてきているそうですね。
それだけ椅子に座るという行為が、身体に良くないということなのでしょう。
確かに座る姿勢と腰痛との関係は、ずっと以前から言われ続けていました。
では椅子の座りかたを変えたりして、腰痛の予防はできるのでしょうか?
結論から言えば難しいでしょう。
確かに座り方で、腰痛の力学的な負担は変わります。そのため、痛みの度合いを減らすことは可能です。
しかし、上の写真のように骨盤の上に背骨を持ってくるということは、座っている限りできません。ちなみに立っているときは、写真のような状態になります。
では、座る姿勢だとどうなるのでしょう?
座ると股関節は90度の角度で曲がります。
すると骨盤は矢印の方向に倒れます。そのため、どうしても立っているように骨盤の上に背骨を持ってくるということはできません。
かなり意識をすると、骨盤を後ろに倒さずに写真のように立たせることも可能ですが、かなり無理をしています。
なぜなら股関節は構造的には90度以上曲げることができません(やや外側に広げると別ですが)。
そのため普通座る時は、骨盤が後ろに倒れることによって座る姿勢を維持します。つまり、座るという行為自体が、人にとって不自然な状態ということになります。
では、立ちっぱなしだと腰に良いのでしょうか?
骨の構造的にはその方が良いでしょう。
しかし、普段立ち慣れていない方や、足の軸が整っていない方の場合は、疲れやすく、逆に腰痛になりやすいという方もおられます。
私も以前、パソコン作業を健康のためにと思って、全て立ってしていました。
でも、逆に腰が痛くなってしまい、結局やめました(苦笑)。
そのため私が現在お勧めしているのは、立ちっぱなしにしても座りっぱなしにしても、15分から30分を目安に、姿勢をちょっと変える。
ほんのちょっと「こまめに姿勢を変える」だけで、腰痛になる度合いがぐっと減ります。
ぜひ、めんどくさがらず試してみて下さい。
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柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。