私たちは子供に何ができるのか
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この記事を書いている人 - WRITER -
柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。
「非認知能力」ってご存知ですか?
「1つのことに粘り強く取り組む力」や
「内発的に物事に取り組もうとする意欲」などを指すそうです。
なんかすごい能力ですよね?
また非認知能力を獲得することは子供にとって一生の財産になる。
その非認知能力を獲得するためには、親や周りの大人達の行動が大事と書かれています。
ますます気になりませんか?
私には、6歳の長男と3歳の次男がいます。
「子供に何かしてあげたいなぁ」と思いながらも、習い事や物ばかりが増えてしまう流れに、違和感を感じていました。
そんな中、出会った本です。
読んですごく気づかせてもらえた本でした。
子供の「面白い」と感じる気持ちを、大事にしてあげたいと改めて思いました。
非認知能力を獲得するためのキーワードとして「内発的動機づけの維持」が重要とのこと。
どうしても翻訳本だからか、一つ一つの言葉がちょっとややこしいですよね^_^;
行動のきっかけが、「心の中から楽しそう、もしくは、やってて、楽しいという想いから動いているかどうか」とのこと。
行動のきっかけが「お母さん、お父さんに褒められるからする」というのとは違うとのこと。
この内発的動機づけを維持をするには、
「自律性」、「有能感」、「関係性」を満たすことが大事とのこと。
またややこしい言葉が出ましたね(苦笑)。
自律性は、「自分で選ぶこと」
有能感は「自分でできるけど簡単すぎない課題」
関係性は「自分が認められていると感じること」
つまり子供が自分で選んでやっていることを、「こっちのやり方のほうがいいのに」と、つい手を貸したくなるところを、暖かく見守ってあげることなのかなと思いました。
でもこの見守る。
実際には意外と難しい(^^;
つい気持ちが入りすぎると、つい口や手が出てしまいます。
以前長男が「保育園でドッチボール大会がある」と言ってきた時のこと。
そして「勝ちたい」と言ってきたので、ついついこちらも力が入り。
早速ドッチボールの早朝練習を。
動作分析は仕事柄得意なので、「もっとうまくしてあげよう」といろいろと練習内容を考えました。
でも、予定通りいくものもあればいかないものも。
途中から子供の気持ちが、練習から離れている時などがあり、「この練習をしたらうまくなるのになぁ」とこちらも押し付けたくなるような気持ちが。
今思えば、「見守る」という状態ではなく、ぐいぐい親が出過ぎていたなぁと反省(苦笑)。
その時は結果的に、子供が「楽しい」と思える練習方法に修正して落ち着きました。
この本を読んだ後だったら、もっとうまいやり方があったなあと思います。
例えば動作分析を一緒にやってもよかったかもしれません。
もちろんその時5歳だった長男には難しいと思います。
でもなんとなく「面白い!」と思えたら、そこから「その練習をしよう」と自分で選んでくれたかもしれません。
本当にいろいろと考えさせてもらえた本でした。
もう一度この本をまとめると
非認知能力は、1つのことをコツコツと取り組む力。
その能力を鍛えるには、他人に褒められるからするのではなく、自分の中で楽しい、面白いと思えることを理由に行動すること。
そのように続けるには、
①自分で選んでやる
②できるかどうかギリギリの課題
③周りが認めてくれているという安心した環境
これらが大事なんだなぁと思いました。
これはあくまでも私の気づかせてもらったまとめです。
同じように子育てされている方、もし面白そうな本だなと思われたら、ぜひ一度読んでみて下さい。
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柔道整復師。
「動作学研究会」、「冨金原カイロプラクティック学院」に所属。
しびれなどの神経痛や動いた時の関節や筋肉の痛みの治療を得意としている。
さらに内科的な面を栄養面からアドバイス出来るように「総合体力研究所」で学んでいる。
3店舗の整骨院での経験を得て、2012年5月に茨木市で正ひろ整骨院を開業。
一人ひとりの状態をしっかり診たいため、予約制で行う。
今までの経験からさまざまな治療を学ぶ事ができ、当院では「患者さんに苦痛を与えずに治せる治療」をモットーにしております。